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その6.陶磁器の街、有田でお買い物とランチ [九州3泊4日の旅]

国道を南下すること約1時間半。途中伊万里の道の駅なんぞで休憩をとりつつ、有田へは11時過ぎに到着しました。
1.磁器の街、有田到着.jpg
有田と言っても狭いようで広い。どこへ行けばいいんだろうと迷いつつ、途中の道路でやたらと幟の上がっていたアリタセラという所に向かうことに。ちなみに私たちが訪問したしばらくあとに、茶わん供養を兼ねた「茶わん祭り」があるのだそうで、その宣伝の幟でした。

有田で何か買い物を、とは考えていたもののお店については現地で決めるつもりでいましたので、まあええか、といった感じで。
2.アリタセラへ.jpg


でも、結果的にこれが吉と出たのはよかった?

約2万坪の敷地にあるというアリタセラには、これだけのお店があります(私たちの訪問時には22店舗)。
3.これだけのお店が.jpg
お買得の陶磁器から超の字のつく高級品、先鋭的なものまで、多種多様、様々な陶磁器が並びます。
(写真も、いちいち撮っていたらキリがない[ふらふら]
4.すんごい.jpg
5.どう扱う?.jpg
こんな、おそらくは万をはるかに超えるであろう怒涛の陶磁器ラッシュの中からどうやって自分たちの一品を選び出すのか? そこに介在するものはもはや「勘」しなないでしょう。

ここで妻の「勘」が発揮されました。妻がピンときて入店したのは、「KIHARA(キハラ)」さん。
http://e-kihara.co.jp/
6.キハラさん.jpg


結果的に、“購入するため”に入店したのはここだけでした。

購入したのは夫婦茶わん
展示されている素敵なお茶碗の中から候補をふたつにまで絞り込み、どちらを買うかさんざん悩んだ結果、よっしゃ、こっちにしようと購入したのは・・・・
7.どっちを.jpg
8.買うか?.jpg

(答えは一番下で。皆さんはどちらを選びますか?)

昼食は、私はちゃんぽんを食べたかったのですが、前日に博多でラーメンを食べたこともあったので麺類は避け、妻のために以前から目を付けていたギャラリー有田さんへ。
https://gallery-arita.co.jp/
9.昼食はギャラリー有田さん.jpg
10.プロムナード.jpg
ここは有田焼を販売するともにランチも食べられるというお店。国道34号線沿いにあります。基本はカフェのようですがディナーもOKです。コーヒー類を頼めば、店に展示されている2,000客以上あるカップの中から自分で選んだカップを使うことができます。(私たちは飲みませんでしたが)
18.頼めば食後これでコーヒーが飲める.jpg
お店の前にはド派手な宣伝カーのミニが。
11..店の前のクルマ(1).jpg
12.ななめ後方から.jpg

店内には有田焼が並びます。妻に言わせると、ちょっとお高め。同じようなものでも、アリタセラの方がお手頃だったようです。もっとも当方の目利きなんぞたかが知れたものですが(^^;
13.有田焼の磁器が並びます.jpg

ファンには垂涎モノでしょう、キティちゃんの有田焼。値札がなかったので何とも言えませんが、買えば相当なお値段なんだろうな~と予想はされます。
14.キティちゃんの焼き物.jpg
15.ファン垂涎なんだろう.jpg

店内にはお待ちの前客が十数人が並んでおり、私たちも30分くらいは待ちました。

タンブラーや調味料入れ、
16.タンブラーや調味料入れも有田焼.jpg

トイレの洗面台もすべて有田焼。
17.トイレの洗面台ももちろん.jpg

で、頼んだのはありたどり塩唐揚げ膳
揚げたての唐揚げはとってもおいしく、ビールが欲しくなりました。
19.ありたどり塩唐揚げ膳.jpg
20.ビールが欲しかった.jpg

小鉢類は彩りも味わいも豊かで、左上の有田名産ごどうふがなかなか。福井でよく買う団助の胡麻豆腐に似た感じでした。お味噌汁はもちろん麦味噌。
21.小鉢。右上がごどうふ.JPG

昼食後、雨が降り始めた有田を背にR35を東へ。武雄北方ICで長崎自動車道に乗り、一路大分自動車道・日田ICへ。次の目的地に向かいます。そこでは今回の旅のメインイベントのひとつが。

どちらの茶碗を選んだかの答え→→→上の画像のお茶碗でした。見た目以上に大きくて、結構なご飯を盛ることができましたよ。食べ過ぎ注意、です(^o^)

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その5.呼子の朝市にて [九州3泊4日の旅]

旅館を出た後に向かったのは、日本三大朝市のひとつである呼子の朝市

※日本三大朝市には諸説あるそうで、
1.輪島(石川県)
2.高山(岐阜県)
3.勝浦(千葉県)
が有名なようです。

ここに殴り込みをかけたのかどうかはわかりませんが(笑)、呼子も日本三大朝市を名乗っている。

ここら辺になってくるともう私にはわかりません。まあ「日本三大朝市」を名乗っている場所は4か所あるということでよしとしましょう。ちなみに私がいったことのある朝市は上記では高山のみです。

さてここは朝イチ、じゃなく朝市の南の端っこ。北の端っこにある無料駐車場の逆側です。散歩がてら歩いているとここに到達し、この地点から駐車場に向かって戻るような格好となりました。
1.朝市はここから.jpg
結構人が多く感じられました。一応日曜日の朝ですし。
3.人も案外多い.jpg
6.日本三大朝市.jpg
並んでいる商品は、さすがに海辺の漁師町、海産物が大半を占めています。
特にイカ[exclamation]
2.海産物が多い.jpg
5.やっぱイカだねえ.jpg
8.イカの干物(半生).jpg

イカのお店だけではありません。こんなお店も。
4.いろんなお店.jpg
息子へのおみやげのいかプレスせんべいはここで買いました。個人的にイカシュウマイも買いたかったのですが、旅は始まったばかり。要冷蔵のいかしゅうまいはちょっと持ち帰ることができない。諦めざるを得ませんでした。さっき食べたばかりなんですけどね(^^; 

この貝は美味そうだったなぁ~(^^)
9.魅力的だな~.jpg

干物も。
10.味醂干し?.jpg

おじさん調理中。
12.おじさん調理中.jpg

やっぱりイカが多いです。
13.やっぱイカだ.jpg

この巨大な以下は「ミズイカ」(←隣りの大根や白菜と見比べてみてね)とのこと。一番大きなイカを買った人がいましたが、一体いくらで買ったんだろう?
11.巨大なイカも.jpg
ウチは、妻が梅干を購入。これで350円。
14.梅干し購入350円.jpg
そして・・・・
15.そして・・・・.jpg

本当に廻っていました、イカ~~~[exclamation×2]
16.イカが回ってた~~~!.jpg
17.本当に回ってた(笑).jpg

観光客気分で朝市を味わった後は、国道を同じ佐賀県の有田まで南下します。

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その4.旅宿よぶこ~食事編 [九州3泊4日の旅]

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、九州の旅の続きです。
夕食は部屋食でした。

和室の座卓に料理が並びます。時間は18時からでお願いしました。
1.夕食は部屋食.jpg


お料理は順に運ばれてきます。上にあるのはもずく

前菜は鰆の焼き物、サザエのつぼ焼き、イカの塩辛に魚の南蛮漬け
5.鰆の焼物、サザエのつぼ焼きイカの塩辛、魚の南蛮漬け、イカの煮物.jpg
まずは鍋物としてイカのつみれ、車麩、太い白いのはきしめん
2.イカのつみれ、車麩、きしめん.jpg
甘夏こんにゃくとワカメの酢味噌和え
3.甘夏蒟蒻とワカメの酢味噌和え.jpg
お刺し身はさすがに新鮮、ヒラマサのもっちりとした味わいは格別です。
他にはタイ、シマアジ、サザエ。
4.ヒラマサ、鯛、シマアジ、サザエ.jpg

腕物は魚の煮つけ。これは見た瞬間、ご飯のおかずに取っておきました。
こういうダシのよくしゅんだ(染み込んだ)牛蒡がまた美味いんですよ。
6.この椀は.jpg
7.魚の煮付け.jpg


茶碗蒸し。これは残りの二宿でも出た、蒸し物の定番中の定番ですね。
8.定番の茶碗蒸し.jpg


そしてこれが今回の旅のメインイベントのひとつ、イカの活け造り[exclamation×2]
9.今回のメインイベント.jpg
10.呼子のイカ!.jpg

ゲソは舌に吸い付き、(これはゲソをお刺し身のお皿に移してからの1枚)
11.ゲソは舌に吸い付き、.jpg


エンペラは色を変える。写真ではわかりませんが、エンペラのこの細かい茶色い斑点が点いたり消えたりするんです。妻のスマホには動画が残っているのですが、私は撮り忘れてしまった・・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
12.エンペラは色を変える.jpg

そしてゲソとエンペラは、後刻塩焼きか天ぷらにしてくれるとのこと。迷った結果、家で塩焼きはするけど揚げ物はしない我が家のルールを鑑みて、ぷらにしてもらうことにしました。この選択については翌日お褒めの言葉をいただいたのですが、それはまた後日のお話。
13.ゲソとエンペラは.jpg
14.天ぷらにしてもらいました.jpg

選んだ天ぷらはもう大正解。ほっくりさっぱり、ふわふわとした新鮮なゲソとエンペラの天ぷらは本当に美味しかった[るんるん]
思わず「うんま~い[わーい(嬉しい顔)]
イカとはこんなに甘いものだったのか・・・・とあらためて感嘆です[ぴかぴか(新しい)]


そしてご飯はウニ釜飯。おこげが最高、と言いたいところですが、私はおこげはあまり好きじゃないので、ちょっとイマイチでした・・・・。
15.ご飯は.jpg
16.ウニ釜飯.jpg

吸い物はイカの卵とワカメ。これは小ざっぱりとして美味しかったですね。
17.イカの卵とワカメの吸い物.jpg

デザートは甘夏みかんのジュレ
18.甘夏ミカンのジュレ.jpg

結構お腹いっぱいになりました。ごちそうさまでした。
19.美味でした(^^).jpg

さてイカの活け造りです。函館と比べてどうだったか?

・・・・・・・・・・・・・・


答えはないです。ごめんなさい。
どちらもそれ相応に美味しかったとしか・・・・(苦笑)
函館で食べてもう4年がたちますし、正直どっちも美味しかった。名物は名物です。美味いからこそ名物たり得る。差はない[exclamation×2]

それに美味いもんは美味い。それでよしとしましょう。

と逃亡するヒロでした。


では引き続き朝食です。

場所は前述の通り正面から見えるレストラン。海沿いの展望のいいテーブルがよかったのですが、残念ながら窓から離れた内側のお席。画像に見える柱の右手前あたりでした。
1.朝食は海側から見えるレストランにて.jpg

着席すると三段の木製のお重が。
ご覧の通り結構傷付いていて、使用期間の長さを思い起こさせてくれます。

2.3段のお重が.jpg
上から1段目。

3.1段目.jpg
次は2段目。
4.2段目.jpg
3段目は高野豆腐の煮物が鎮座。
5.3段目(高野豆腐).jpg
何れも軽い盛り付けで、朝にはちょうどいいです。
辛子明太子は翌日も翌々日も出てきて、さすが九州といった感じでした。もちろん帰りに博多駅でお土産に買って帰りましたよ。

サラダは事前に置いてあって、ご飯とお味噌汁は後で運ばれてきました。ちなみにお味噌汁は九州の麦味噌。独特の風味です。
6.ごはん、サラダなど.jpg
7.お味噌汁.jpg

そして朝のおかずの主役は・・・・名物イカシュウマイ[exclamation]
8.そしてこれは.jpg
9.名物イカシュウマイ.jpg
10.あっさりとした味わい.jpg

思ったよりあっさりした味わいで、いくつでも行けそうな感じ。この後運転がなかったら絶対に[ビール]いってました(^^;

おみやげに買って帰りたかったのですが、何せこの日は旅行の2日目。要冷蔵なので買って帰るわけにもいかず、残念でした。

さてお腹もいっぱいになりました。
そろそろ次の目的地を目指して出発しましょう。

取りあえず呼子大橋を往復し、次は妻の希望で呼子の朝市へ突撃[exclamation×2]

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その3.旅宿よぶこ~お部屋編 [九州3泊4日の旅]

呼子のお宿は、旅宿よぶこ。いくつかある旅館の中からここを選んだ理由は・・・・特にありません(笑)

しいて言えば、お風呂が温泉風で、高台に建つので眺めがよさそう、ってところかな。
あと、イカの姿造りが付くのは必須でしたが、これはどこでも付くので問題なし。

宿の海側はレストランの入り口になっていました。正面の大きなガラスは朝食の会場。
前には私が借りたレンタカーが写り込んでいますね。
1.海側から.jpg

裏側に回ると、宿の入り口があります。
2.裏側(宿入口).jpg
3.入り口正面の人工滝.jpg
4.1泊目はココ.jpg

ロビーはなんだこりゃ、と思うほどにカラフル。HPでわかってはいましたが、予想以上でした(笑)
5.ロビーはカラフル.jpg

4Fに上がりお部屋へ。部屋は402号室藤姫
6.廊下を進む.jpg
7.402号室 藤姫.jpg

お部屋は和洋室でした。

8.お部屋は.jpg
9.和洋室.jpg

結構広々としており、畳部分に布団を敷けば4人部屋として使えます。

10.気に入りました.jpg 

ドア側を振り返ったところ。

11.ドア側を振り返る.jpg

左(ドア側)の引き戸はトイレ。

12.左側の引き戸はトイレ.jpg

右のドアは洗面台となぜかシャワールーム。これは夏の海水浴のためのものかもしれません。

13.右側のドアは洗面台と.jpg
14.シャワールーム.jpg

そして窓の外は期待通りのオーシャンビュー。
15.窓の外はオーシャンビュー.jpg

呼子大橋がほぼ一望できました。

16.そして呼子大橋.jpg

宿泊人数が多かったかタイミングがイマイチだったか、お風呂の写真はこれ1枚。すぐにレンズが曇りますし、人がいることが多かったため、これだけです。ちなみに露天風呂もありましたよ。

17.夜のお風呂.jpg

次は食事編です。つとに有名な呼子のイカの活け造り、どれほど美味いのか楽しみです[るんるん]


旅宿よぶこ

今年もお世話になりました。みなさま、よいお歳をお迎えくださいませ。
来年もよろしくお願いいたします。



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その2.マリンピア呼子で七ツ釜への遊覧船に乗る [九州3泊4日の旅]

初日の続きです。
ラーメンを食べた後、レンタカーの手続きをして西へ向かいます。
福岡市内の渋滞を何とか乗り切り、約2時間で佐賀県唐津市呼子に到着。
クルマを無料の朝市通り駐車場に停め、ぶらぶらと散歩がてらマリンパル呼子へ。
(マリンパル呼子の近くにも駐車場はあるのですが、こちらは市営のため有料)
1.無料駐車場にクルマを停めて.jpg2.ぶらぶらと船着き場へ.jpg

途中の船着き場には、イカ釣り漁船が多数係留されていました。イカ釣り漁船は夜に海に出て操業し、朝帰ってくるのだそうです。だから船には灯りを灯す電球が連なっています。
3.イカ釣り漁船が.jpg
4.多数停泊.jpg

そうこうしているうちに数分でマリンパル呼子の遊覧船乗り場に到着。
5.遊覧船に乗船.jpg6.乗るのはイカ丸.jpg

乗るのは初めから遊覧船のイカ丸に決めていました。七ツ釜とやらを海から見てみたかったからです。
ところがこれが、とんでもない“遊覧”だった[がく~(落胆した顔)]

帰ってきたイカ丸。洗車ならぬ「洗船」をしています。・・・・ここで不気味な予感。何で船を洗う必要がある?
7.帰ってきたイカ丸.jpg
8.洗車ならぬ洗船.jpg

その答えは、出船して数分で判明しました。

港内はともかく、一旦外へ出たらそこは荒波吹き荒ぶ玄界灘。しかも船は遊覧船とは思えぬほどスピードを出している。
波頭を砕く[exclamation×2]
そんな感じで荒波の海を疾走するのです。その証拠がこの写真[exclamation]
9.船底を波が叩き飛沫を上げる.jpg

波を越えて船首が上がった次の瞬間、次の波が船底を打つのですよ。またその音がド~ン!と聞こえる。下手なジェットコースター波に、いや並みにスリルがありました。
「これで遊覧船かよ~[exclamation&question]」という声が聞こえてくるくらいに凄かった[がく~(落胆した顔)]

これは前方(進行方向)のガラス面です。飛沫がついているのがわかるでしょ。普通、遊覧船だとこんなもんはつきませんって
10.船窓にも飛沫が飛ぶ.jpg

海上の疾走は10分足らず続き、七ツ釜に着きました。
11.七ツ釜が近づく.jpg
12.もう、.jpg

もう、お見事しか言いようのない柱状節理(←クリックどうぞ)
13.お見事としか.jpg
14.言えない.jpg
15.柱状節理.jpg
16.自然の.jpg
17.造形美.jpg

穴のひとつに入っていきます。
18.穴に入っていく.jpg
19.波が強く.jpg
20.あまり入れなかった.jpg

波が強いため長時間の入洞は不可能とのことでしたが、その造形の不思議さは十分に堪能できました。
そういえばアイルランドではこれのすんごい大きい版に行ってきましたね(ジャイアント・コーズウェイ)
21.アイルランドにもあったが.jpg
22.あれは大きかった.jpg

七ツ釜に別れを告げて、さあ、また玄界灘の荒波に突撃です。帰途は追い風だったためか、波が船底を叩く衝撃は少しマシだったように思います。
23.七ツ釜に別れを告げて.jpg
24.再び波に突撃.jpg


この中央のイカの絵の描かれた背の高い建物、これは私の記憶に間違いがなければ「船舶用の氷の自動販売機」です。漁には大量の氷が必要になるので、と見たことがあります。
25.おそらく氷の自動販売機.jpg

翌朝のイカ丸。後方は目と足をあしらっていたのですね。あらためて知りました。ハードな“遊覧”、お疲れさまでした。

26.翌朝のイカ丸.jpg

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その1.九州新幹線~博多ラーメンの昼食 [九州3泊4日の旅]

これまでも何度か書いたかもしれませんが、私が結婚したのは昭和63年。西暦1988年。皇紀2648年のこと。
昭和63年は、昭和天皇が崩御される前年にあたります。つまり平成元年が私たちの結婚1年目ということになるわけです。
これは結婚○○年の話になると実に都合がいい。「平成」の年数イコール結婚年数だからです。誰かに
「結婚して何年になるの?」
と尋ねられても、考えることもなく即答できます。たいていの人はその即答に一瞬驚いたりしますが、種を明かせば
「なぁ~んだ」
で終わります。ことほどさように「平成の年数=結婚年数」というのは便利なものです。

さて平成30年です。今さら言うまでもありませんが、結婚して30年です。世間的には50年の金婚式と25年の銀婚式があまりにも有名ですが、30年の場合は真珠婚というらしいですね。で、真珠のネックレスなんかをプレゼントする? いやいや、妻は結婚前に結構いいのを買ったらしいし、それは今も全然色褪せていない。今さら、でしょう。

ところでウチの会社はまだ妙に気前のいい所が残っており、今年の春、勤続30年のお礼というかお祝いというか(?)、記念品としてウン万円分のカタログギフトを贈ってくれました。

その中にあったのが1泊2食付きの宿泊券。ただし宿は国内数か所に限られており、選択の幅は決して広いとは言えません。もちろん近畿では白浜温泉とか神戸の何とかホテルとかはあったものの、近過ぎておもしろくない。

地方を探してページをめくってみると・・・・日光はちと遠いし、東北は現実的ではない。う~ん、群馬も遠い。
で、西へ眼をやると九州に2軒ありました。

その内の1つを選択し、そこを軸として、秋の米作りが終わった時期を見計らって計画を立てたのが今回の旅行です。
1.博多で泊まって屋台なんぞを楽しむ
2.呼子でイカを食べたい。函館とどっちが美味いか食べ比べ
3.行ったことのない阿蘇をドライブしたい。ミルクロードを走りたい
4.以前遠霞さんが行かれたはげのゆ温泉で鶏の地獄蒸しを食べ、宿の温泉巡りをしたい
5.豊礼の湯に行きたい
6.本場の博多ラーメンは必須
7.湯の街、別府で温泉巡りをしたい
8.長崎でちゃんぽんを食べたい
9.有田で陶器を買いたい
などなど、枚挙に暇のないくらいに行きたいトコ、やりたいコトが頭に浮かびます。

しかし、これだけのことをやろうとすれば2泊程度では到底足らない。結構思い切って3泊4日の日程として計画を立案しました。

ただ、いくら3泊4日でも、並び立てた希望は日程の検討とともに潰えてゆく。距離的、時間的な制約はあまりにも多く、まして宿を楽しむことにかなりのウエイトを置くとなると、観光的な要素はますます減じざるを得ません。

その結果、上記の項目で実現できないことはいくつかあったものの、無理矢理な感じで詰め込んだ計画はできたのでした。

以下はその旅行記です。自分の旅の記録です。
おそらくアイルランド編に続く長編になろうかと思います。
また燃え尽きてしまうかもしれませんが、よろしければお付き合いのほど、よろしくお願いします。
それと、この旅の計画にはネット友のpoohさんには大変お世話になりました。わからないことを親切丁寧に教えてくださり、かなり助けていただきました。本当にありがとうございました。あらためて御礼申し上げます。

【1】大阪~博多~呼子
出発は11月17日(土)。
乗った新幹線はさくら583号、鹿児島中央駅行き。
1.新大阪駅21番ホーム.jpg
2.入線(1).jpg
3.入線(2).jpg
4.入線(3).jpg
はじめから「のぞみ」や「ひかり」は頭になく、「みずほ」か「さくら」しか狙っていませんでした。その理由は『座席』、これに尽きます。言うまでもありませんが、グリーンを除いて新幹線ののぞみは2+3の5人掛けです。
これに対してみずほ、さくらは指定席の場合、2+2の4人掛け。その差は大きく、写真を見れば一目瞭然。ゆったりと座ることができそうなのがよくお分かりいただけると思います。
5.普通車指定席.jpg
新幹線はe5489というシステムを使って、1か月前の10時に予約しました。過去の例を見てみると、1か月前のその日でも夕方だともう割り当て分が無くなっていますので(割引チケットなので座席数が限定されている)。
席は、荷物がスーツケースになることを予想して、その車両のトイレのない方の最後部を狙いました。背もたれの後ろにスーツケースを置けますので便利なのです(その分競争率は高いようですが)。
ちなみにその割引チケットには「みずほ」の設定はなかったようです。

指定席の予約率は約9割といったところ。
6.約9割埋まっている.jpg

アームレストのカップホルダーが便利でした。
7.アームレストにカップホルダー.jpg

姫路駅に停車したのですが、ホーム越しに姫路城が見えました。
8.姫路城が見えました.jpg

さくら583号の博多駅到着時刻は11:47。ランチにはちょうどいい時間です。
それにしても、600km超を走りきって時間通りに寸分の狂いもなく目的地に着く・・・・よくよく考えてみればこれはモノ凄い事だと思います。日本ではこれが当たり前で、遅れたことがニュースになるくらいですが、他の国ではほとんど考えられないことでしょう。あのフランスのTGVでもしょっちゅう遅れると聞きますし。いやはや恐ろしい国に住んでいるものです。

さて、博多駅博多口から街に出て、まずは予約していたレンタカー営業所に立ち寄ろうとしたのですが、地図の場所に見当たらない。結局、建物を建て替え中で、別の場所で営業していたのでした。

レンタカーは、「たびらい」というサイトから予約したORIXレンタカーです。結構リーズナブルで、3泊4日、13時借り出し、20日の13時返却で1万2400円。もちろん、カーナビ、ETC、CD付き。クルマは3日後、方向的に便利な、駅の反対側の筑紫口営業所に返却することにしました。両所の場所が近いため値段は変わりません。
でも、安いだけあってクルマは9万kmオーバーで、カーナビは実にちゃちいものでした(日産NOTE 1200cc)。4日目には騙されましたし・・・・[ふらふら]

1泊目の宿は佐賀の呼子。そう、イカで有名な街です。
当初の計画ではこの日は博多に泊まって屋台で食事をしたり、街巡りをする予定でした。しかし、ホテルが取れない。軒並み満室。大きいところはともかく、さして大きくないホテル、少し離れた場所にあるホテルでもやはり満室。予約を試みたのは7月だぞ。まだ4ヶ月も余裕がある。土曜日なのは仕方ないにしても、それにしても「なぜ?」

で、「博多 11/17 イベント」でググってみました。

・・・・判明。この日とその翌日の2日間、福岡ヤフードームでEXILEのドームツアー が開催されることになっていたのです。

そして最近になってわかったことですが、同じ博多で大相撲九州場所も開催されていたのです。コンサートにはそれこそ九州中のファンが詰め掛けるでしょうし、例えば広島辺りのファンも新幹線で足を延ばすことでしょう。ドームということは、おそらくは「万」の単位で人々が博多内外で宿泊することになります。また、相撲関係では、記者やカメラマンをはじめとするマスコミが、それこそ年間パス的にホテルを予約していることでしょう。
そりゃあ4か月前でも取れるわけないわ・・・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

でも、こちらも泊まらないわけにはいかない。そこで考えました。
博多は捨てて、翌日にランチをと考えていた呼子に行って、そこで泊まろうと。残念ながら呼子の宿に温泉はありませんが、そこは仕方ない。諦めます。もともと博多泊まりでは温泉は一部のホテル以外では不可能。
かてて加えて、呼子で新鮮なイカのランチと言っても、その値段はなかなかなものです。泊まってしまえば、それも宿泊代に含まれる。さらに、レンタカーで行っているのでランチだと飲めないが、泊まってしまえば気にすることもありません。観光としては、船に乗って近辺の海を散策することもできるようです。その上、翌日の移動も楽です。うん、なかなかいいアイデアじゃないか。

で、その日は呼子に宿泊と決定しました。さすがに旅行日まで4か月もあれば、土曜日宿泊でも予約に何の問題もなし。ネット予約だったのでよくわからないものの、まだまだ余裕はあったと思います。実際、泊まった宿も満室ではないようでした。

さて、博多駅でのランチです。
お店は、レンタカーの営業所のすぐ近く(道を挟んで真向い)の、らーめん二男坊・博多本店さん。博多のラーメン選挙で第1位になったことがあるという、名店ですね。10分ほど、隣りのビルの入り口で並びました。

メニューは多岐に渡っていますが、
10.いろいろメニューはありますが.jpg

私は普通のらーめん、妻は大陸ラーメン亜細亜という選択。

テーブル調味料は博多ラーメンとしては定番もの。
11.らーめんと妻は大陸ラーメン亜細亜.jpg
12.テーブル調味料.jpg

妻の大陸ラーメン亜細亜。少しスープをいただきましたが、ココナッツが入っているのか微妙な味わい(^^;
スパイシーでもありました。
13.妻の大陸ラーメン亜細亜.jpg

私のらーめんは、至って普通、ややマイルドな感じ。豚骨臭さはあまり感じませんでした。バツっと噛み切れる低加水麺はさすがに博多ラーメンのそれ。
最初の量が少なく、つい替玉をお願いしてしまいましたが(150円は少々お高い)、少し多かったかな。
14.私は基本中の基本.jpg
15.替玉投入.jpg


さてお腹も膨れた。クルマに乗って、さあ呼子へ向かうとしましょう。

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