その16.最後は博多駅でもつ鍋のランチ [九州3泊4日の旅]
カーナビはアテにならん。
これを時間の無駄というんだ。信じた私が悪かった。きちんとルートを確認しなかった私も悪いが、なんでこんな遠回りをせなアカンねん。すっと行けば1時間もかからずに大分自動車道に乗れるはずが、違う国道を走らされ、かなり時間と距離をロスしてしまいました。
R368を走るはずがR212に回ってしまい、杖立温泉を右に見つつ日田ICから大分道に乗り、福岡高速を経由して博多駅に着いたのはレンタカー返却時間ギリギリの12:40。よかったことといえは、途中の松原ダムに寄ってダムカードをゲットできたことくらいでしょうか(笑)
とにもかくにも、博多駅で妻の友人とお会いできたのは12:57という、13時の待ち合わせに対して計ったようなピッタリな時間での移動となりました。帰りの新幹線は15:41発のさくら560号。まだ約2時間半もありますが、女性同士のおしゃべりはとにかく長い、さらに約1年半ぶりの再会となれば尚更、ということで、たっぷりめに時間を取るように計画した次第。
その間、1人の私には長い時間が待っています。とにかく昼食を、ということで、事前にネットで調べていたこのお店に直行しました。
その前に。これはお店のある博多デイトスの公衆トイレ。その近代的、かつこれが公衆トイレか?と思わるデザインにびっくりしました。(知らぬは私一人なり?)
さて博多デイトス内にあるもつ鍋屋さん、もつ鍋 おおやまさん(←クリックどうぞ)。
店前のメニュー。
もっとも事前のリサーチでどれを食べるかは決めていましたが(^o^)
13時を少し過ぎた時刻ではありましたが、店内はほぼ満席。こういう時おひとり様は気楽なもので、どこにでも座れる。でも、二人掛けの小さな席にすんなり座れました。
頼んだメニューは「もつ鍋定食」1,280円也。
地域がら、焼酎のメニューが充実しています。
しかし、私は鍋といえばビール。九州の地で飲むSAPPORO黒ラベル。旨い
博多三大珍味のおきゅうと、辛子明太子そして柚子大根をアテに鍋ができるのを待ちます。
ちなみにちゃんぽん麺も一緒に運ばれてきました。これは結構な太麺ですね。
いや、もう夢中でかっ喰らいました。本場というだけで美味い。家で食べるもつ鍋はウェイパーを使って作るのですが、こちらは味噌味。こってりしてますので、余計にビールが進みます。でもやっぱり焼酎も飲みたくなり・・・・
島娘をいただくことにしました。芋らしい強烈なクセのある焼酎。
でももつ鍋には合いますな~
これは最後の、投入後のちゃんぽん麺。セコイ私はモツを一切れ残しています。これをアテに焼酎をグビリ。
ごちそうさまでした。
本場のもつ鍋は、もうそこで食べるというだけで美味しさが増す。美味しかったです。
おなかが一杯になっても時間はたっぷりあります。で、お土産を買いにデイトスをぶらぶら。
自分の家の分も含めて、辛子明太子を買い込みました。ただし、辛みを抑えたマイルドなタイプ。普通の辛子明太子は舌を刺すような感じがするので、辛さを抑えた辛子明太子を選んで購入した次第。これは大正解でした。家に帰ってからもしばらくはおいしい辛子明太子を堪能できましたよ。
さて、帰りの新幹線のホーム。16番線に停車するはキティちゃん新幹線。
乗るのはさくら560号新大阪行き。
この画像、日本語→英語表記に変わる途中のタイミング。字が歪んで波打っているのはそのためです。
お、珍しやウエスト車両が向こう側に。これ、今1往復だけだったんじゃなかったかな?
帰りは、一番搾りを飲みながらまったりとした移動時間を過ごしました。
これにて九州3泊4日の旅の顛末はおしまいです。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
次は乗鞍高原に行ったスキーについてのレポです。もうしばらくお待ちくださいませ。
その15.豊礼の湯でおススメの青い湯を堪能 [九州3泊4日の旅]
「お湯が青いんですよ~」
先達の遠霞さんももちろん訪れている『絶対名湯』です
平日の朝早めというだけあってガラガラ。まあ当然ですわな(笑) 駐車場にクルマを停めて受付へ。
受付の値段表でどこに入浴するか選びます。おじさんの
「檜家族露天風呂がおススメですよ~」
という声に抗って、家族露天風呂を選択。
緩やかなスロープを下って家族露天風呂へ。
部屋がずらりと並んでいます。この造りなら、露天だけに隣りの部屋の声なんかは筒抜けだな
私が入ったのは右の方にある「桜」という部屋。ドアの右にある箱にコインで1,200円分を入れればお湯が出て来る仕組み。
お湯が出る前に撮影。いや~、のどかで雄大な景色です。曇ってはいますが、実に気持ちがいい
ドアの外に戻ってコインを投入すると・・・・・
すんごい勢いでお湯が出てきます。
どしゃどしゃどしゃ~~~
そして、はじめはわからなかったお湯の色も、湯が増えるにしたがって色に変化が現れ、やがて本当に青くなってゆきました。
蛇口から噴出するお湯はとどまることなく、ガンガン出続ける。
これだけ溜まってもまだ湯は出ていました。ある程度溜まったら止まりそうなものですが、
「まあええやんけ、気にすんなや」
とでも言いたげに遠慮なく湯は出続けています。
私の後姿を妻がこっそり撮影した1枚。
風景を眺め、かけ流しの湯に浸かり、足を延ばして極楽気分を楽しみ味わい、堪能しました。これが一番幸せな時間かもしれない・・・・
本当にいいお湯でした
貸切りできる時間は1時間ですが、さすがにそうそう長湯はできない。大阪に帰らなあかんし、妻は博多駅で友人と待ち合わせています。クルマを返す時間も必要。
というわけで、名残惜しくはありますが、ほどほどで帰宅の途に就くことにしました。湯を抜いた後もまだお湯は出続けて・・・・何とももったいないことで・・・・。できるなら持って帰りたいくらいですよね ここに来た人は多かれ少なかれみんな私と同じことを考えたんじゃないかな~、きっと(^^)
さて、それでは帰るとするか。まずは博多駅だ
その14.やすらぎの宿 まつや~食事編 [九州3泊4日の旅]
「致命的なミス」と先だって私が書いた内容を今回、明らかにします。
夕食は部屋食ではなく、個室食事処で。「個室」とはいえふすま等で仕切られただけの半個室なので天井の方は筒抜けですから、通路を隔てた部屋で食事をされている方の話し声などがとてもよく聞こえてきます。この日は、自称「体重120kg」という方の重々しく低い声がこちらのほうに丸聞こえで、なんとなく気圧されながらの食事になりました(^^; ちなみに朝食も同じ部屋でした。
お、馬刺しがあるぞ。さすが熊本名物。これで明日の昼食は「御膳」ではなく「定食」で決定だ、という心のつぶやきは置いておいて・・・・。
ほかはこういう感じ。左からくらげの酢の物、海老、(その下の)かぼちゃ、茄子、そしてごぼうの肉巻き。
柿の胡麻クリーム和え。なんとも微妙な、でも浮き立つような楽しいお味
まずはまつやさん自家製の梅酒で乾杯です。
お~、先ほどのプロパンガスに引き続き、おしぼりもくまモンですな(^o^) ここまで徹底してくれるとむしろ清々しい。大阪では絶対に見ることのないおしぼり(笑)
このふたつは・・・・
定番、3日連続の茶碗蒸し。嫌いじゃない、というかむしろ大好きだし、スルッと入るので3日続いても何の問題もなし。
そして鱧(はも)のお吸い物。三つ葉(?)がいい香りでした。
しかし、これが「致命的なミス」だったのですよ・・・・
それは、「冷めていた」こと。これが18時スタートだときっと熱々だっただろうと思います。そしてそれこそが一番美味しくいただける状態であったのだろうと。冷めていた鶏の地獄蒸しはジューシーさに欠け、ちょっとぱさぱさした感じになっていました。
期待が大きかっただけに、その反動で失望もとてつもなく大きい。「あ~~~、ミスったぁ~~」と嘆いても後の祭り。どうしようもありませんでした。
気を取り直して運ばれてきた料理に向き合います。
・・・と、ヤマメの塩焼きが熱々で来ました。これは旨かったな 頭の先から尻尾の先端までいただきましたよ。
そして豚肉の角煮。ソースがかぼちゃで、甘くてウマトロ。
今更ながらの画像ですが、グラスは薩摩切子でした。こういうグラスで飲むと、普通のビールでも余計に美味しく感じるのだから不思議ですね。
お鍋は、天草大王の水炊きか黒豚しゃぶしゃぶのどちらかが選べるのですが、せっかくだから私たちはそのひとつずつをお願いしました。この時点ですでにお腹はいっぱいになりつつあるのですが(^^; しかし天草大王は歯応えがよく、鶏独特の香りも立っていてうまうまでした。お腹が空いていた時に食べていたら、もっと旨みを感じていたと思います。
お皿は有田焼(たぶん)。
え?今?というタイミングで運ばれてきたサーモンと秋刀魚の酢の物・ジュレ乗せ。でもさっぱりとした味付けで、いいアクセントになりましたね。
デザートはメロンなどの果物とペースト状のなんぞを固めたもの。忘れた・・・・(^^;
もう、お腹いっぱいです。妻は連日の豪華お料理でお疲れ気味。私もちょっとしんどい。今回の3泊の宿ではまつやさんがメインイベントという位置付けでしたので、少ーしもったいなかったか、という感じではありました。前述の通り食事開始時間にミスがありましたし。
次回があれば、その辺りは十分に気を付けたいと思いますが、何せ九州は遠く、かつ魅力的な温泉地が悩むほど多くあります。
まずははじめに並んでいたもの。私好みのご飯の友が少量ずつプレートに乗っている。おお、これは美味そうだわ
と思っていたら、スムージーが運ばれてきました。ほうれん草を中心としたいろんな野菜が入っており、それに今流行りのチアシードが乗っています。これはよかったですね。血がきれいになったような気分になりました。妻も「おいしい~」と一言。
現地熊本は阿蘇のヨーグルト。とっても濃厚。さらりではなくどろりの味わいでした。
温玉は一口でペロリ。
そして最初に書いた「失敗」がこれ。温野菜。
宿の玄関先で蒸したものですが、これがまた少し冷めていたのですな。熱々の野菜を食べたかったです。尚、画像ではわかりませんが、器の下に敷かれていたキャベツが甘くて柔らかくて、絶品でした。(この器、底には小さな穴が20個くらい開いており、そこから湯気が通る仕組みになっていました)
なかは豆腐のあんかけでした。味は濃厚、大豆の旨みが凝縮した豆腐でうまうま、そしてぷるんぷるん。これも美味しかったなぁ~
ご飯は釜炊き。時間が多少経っていたとはいえ、さすがに土鍋の保温力は大したもので、蓋を開けると湯気がぶわ~っと立ち昇り、新米特有の豊かな香りが私の鼻孔をくすぐってくれました。
つやつやで真っ白。残すのがもったいないくらいの美味しいご飯でした。画像では伝わりにくいのが残念です。
ちなみにふりかけもくまモン(^^)
具沢山のお味噌汁は、麦味噌ではありませんでした。前二宿は双方とも麦味噌だったのですが。
朝ご飯、美味しかったです。胃の調子が絶好調であればさらによかったことでしょう。しかし、齢50も半ばを過ぎると、若いときのような健啖さは影をひそめ、ごちそうの多い旅館食が続くときはそれなりに調子を整えないといけない。今回の旅ではそんなことも思い知らされました。ある意味、いい勉強になりました。
その13.やすらぎの宿 まつや~お風呂・露天編 [九州3泊4日の旅]
内湯編にも書きましたが、まつやさんの部屋数は8室。そしてお風呂はそのすべてが貸切りで、内湯×4か所、そして露天風呂×4か所の計8か所。つまり宿が満室でもいつでもどこかのお風呂が空いていて、必ず入浴できるというわけなのです。宿の方は維持管理が大変だと思いますが、是非頑張ってもらいたいもの
入口は引き戸になっており
入ったら広い露天風呂。この大きさで貸し切り。うれしい限り。湯はもちろんかけ流し。
次の露天風呂は通路の左にあった混浴露天風呂。ドアが固かったのはまあしゃーないか(^^;
以上のふたつのお風呂がフロアレベルで、次のふたつの露天は階段を上って行きます。
紅葉がきれいで、赤と緑に彩られた通路はそれだけで気持ちいい
パイプから噴出する湯気が期待感を増す。
まずは手前の露天へ。
フロアレベルの広い露天に比べてかなりこじんまりとしています。こちらの方が「貸し切り」っぽい。それがかえってそれがいいかも、ですね
下を見ると宿泊する母屋が見えました。
最後は奥の露天風呂。
おお~~~、これはいい。これが一番好みかも
とても好きな感じです これは「貸し切り露天風呂」の理想形ではないか(笑)
最後の画像は・・・・これは畑の跡ですね。跡というか、次の作物までの休耕の時期なのかもしれません。
その12.やすらぎの宿 まつや~お風呂・内湯編 [九州3泊4日の旅]
まず、ロビーにあるこの案内板で、空いているお風呂を確認します。
入浴する際は、「貸切中」や「入浴中」の木札を外して持っていき、帰ってきたらその札を掛けておく。現在は内湯の男湯と階段上の露天風呂のふたつが使われている状態ですね。合理的でわかりやすい仕組みです。
まずは内湯から。
更衣所は広くきれい。そして清潔でした。
湯はぬるめで長湯ができるタイプ。気持ちよ~く足を延ばしてまったりしてきました。
次はその男湯の右隣りの家族風呂。4つ並んでいる内湯の右からふたつめ。
次はその右側の家族風呂。右からふたつめのお風呂です。
その11.やすらぎの宿 まつや~お部屋編 [九州3泊4日の旅]
この旅館に宿泊することは、この旅のマスト、絶対条件のひとつでした。
趣のある玄関。帰りにここで写真を撮りました。
そして玄関の向かいには蒸し場が。名物の鶏肉や野菜、卵などはここで蒸されるのでしょう。
ここは常時湯気が上がり、途切れることはありませんでした。
もうこの雰囲気に触れるだけで私はここに住みたくなりました、本当に。
入って式台を上ると右側にフロント。ロビーは目の前。
ロビーではウェルカム梅こぶ茶と羊羹のおもてなし。
尚、この際に夕食の時間は18時からですがよろしいですか、と尋ねられたのですが、ここで私たちは致命的なミスを犯します
連日の豪華な食事でお腹に少なからぬ負担を感じていた私たちは、少しでも昼食からのインターバルを置いたほうがいいかと考えて18:30からでお願いしました。この30分の差が・・・・。「18:30からで」と伝えたときに女将さんの表情が一瞬だけ曇ったのを見て「ん?」と思ったのですが、このときにもう少し突っ込んで事情を聴くべきでした
ロビーの一角にはコーヒーサーバー。飾り棚もきれい。
私たちの泊まったのは1階の一番手前の山法師というお部屋。食事処はほぼお隣りで、お風呂にも最も近いお部屋でした。階段も昇らなくて済む。
半面、少しうるさいかなとも思ったのですが、あにはからんや、そういうことはまったくなく、とても快適に過ごせましたよ。
入室時にはすでに布団が敷かれていたローベッド。
お風呂上りにどうぞ、といただいた牛乳。
風呂上がりの牛乳が大好きな私には何よりのプレゼント
作務衣や風呂籠などはクローゼットにありました。この作務衣、使い込まれた感じなのですが、生地の肌触りがとてもよく、滞在中はずっとこれを着ていました。
部屋はこじんまりとしているものの備品類はきちんと整理されていて、あるべき場所にすべてあるといった感じ。
湯呑は有田焼で、飲み物はお湯と冷水が初めから準備。何度も湯に入ることになるこの宿には冷水はとてもありがたいです。
金庫のなかの貴金属保管箱も材質は起毛で柔らかく、傷がつきにくいように配慮されており、さらにネックレスや指輪を入れる専用の箱も。心配りが細やかで、至れり尽くせりといった感じがしました。感覚的には、あの船山温泉に近いのではないでしょうか。
さてお部屋の続きです。
入ってすぐ右にトイレと洗面所がセットになったスペース。
そして妻が少しびっくりしたタオル掛け。一般的なものよりもはるかに大振りで、少しでもバスタオルが乾きやすいであろうこの大きなタオル掛けはとても有効だと思います。まつやさんのように貸切湯が8か所もある宿では必然的に温泉に入る機会が増えるため、少しでもバスタオルが乾いた方が快適ですから。
ちなみにバスタオルは一人につき2枚が用意されていました。これも嬉しい心配りですね
国道からこのわいた温泉郷に至る道では山間から立ち上る湯気が散見でき、それははげの湯温泉に近づくにつれて目立つようになってきました。テレビで見る別府温泉の縮小版のような感じで、まさしく「温泉郷」という光景 助手席では妻が感嘆の声を上げ、こりゃあええ感じだわ~、と私も大きく期待が膨らむ風景。
クルマの運転席から
そこで宿に着いて一息入れた後、温泉に入る前に近辺を散策に出掛けることにしました。
まつやさんの道路の入り口の隣りに在った発電所です。温泉による地熱をエネルギーにして発電しているとのこと。(この辺りはHPが詳しいです)
道を挟んであったのは足湯。これには入らんかったな。
本当にあちこちから湯気が上がっています。
坂の途中から宿を見たところ。右の林から湯気が上がっているのは露天風呂ですね。おそらくは女性露天風呂。
側溝からも上がる湯気。本当に豊富な温泉なんですね。
さすがの熊本県、プロパンガスまでもくまモン(^^)
これは翌朝8時過ぎの画像。窓から見た風景ですが、彼方に雲海を望むことができました。これには妻が感激 生まれて初めて見たのだそうです。私はかつて山岳部に所属していましたし、未だにスキーにも行くので雲海は見慣れたものですが、なかなか標高の高い場所行くことのない妻には希少な風景だったのでしょう。
これはお土産にいただいた温泉玉子2個。結局家に帰ってから食べたのですが、帰りの新幹線の中でビールのアテにすればよかったと後悔しても遅かった・・・・。
最後に、これは遠霞さんのブログに書かれていた言葉の回答です。領収書はこのようなかたちで頂戴しました。これは私も初めて。最後まで粋な演出があったやすらぎの宿 まつやさんでした。
その10.阿蘇~大観峰やらランチやら [九州3泊4日の旅]
鍋ヶ滝公園を後にして一路南下、熊本県阿蘇を目指します。
この日の宿は実は天ヶ瀬温泉の近くで、直線距離ではおそらく20kmにも満たない程度かと思うのですが、単にその間を移動するだけでは1時間もかからない。
こんな風景を横目に車を走らせ、着いたのが有名な大観峰。
ここは駐車場から大観峰まで続く遊歩道。ススキの草原は黄色く、冬の訪れが近いことを感じさせてくれます。夏に来ればおそらくは緑一色なのでしょう。繰り返しますが、この日は11月中旬。
これが「カルデラ」というものなんだ・・・・。自然というのは何と力強いものなんだろうと、否応なく感じさせてくれる風景でした。晴れとまではいかなくても、雨が降ってなくてよかったです。
一応の到達点。本当はここを中心に遊歩道が整備されいるのですが、この日は風が強くてとにかく寒い びゅうびゅうと吹き荒ぶ強風に、長時間の滞在はとても無理無理。記念撮影もそこそこに退散を余儀なくされた次第。
そんな私の要望を満たしてくださったのがpoohさんでした。
上記の旨を相談しましたところ、紹介してくださったのが、ここあか牛丼 いわさきさん。
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。道の駅 阿蘇から国道を西へ約3~4kmほど行ったところのロードサイドにあります。
こちらメニュー。品数は少ないです。しかし、大半のお客さんはあか牛丼を注文しているようでした。
「丼」としては破格ともいえるお値段ですが、内容を考えるとさもありなん、満足できました。
ここのソフトクリームはあの超豪華寝台車「ななつ星」で使われている逸品で絶対のおススメ、とのpoohさんのご紹介で立ち寄りました。
その9.やっと鍋ヶ滝に行けた [九州3泊4日の旅]
しかし、あれも行きたい、ここもと行きたい、と行きたいところに行っていると時間がいくらあっても足りない。結果、取捨選択、そして厳選せざるを得ません。
(でも、関東でJR九州のCMって流れていますか?)
なんて影響されやすい私・・・・
ここは、CMで紹介されてから急増した観光客に対応するために、最近になって駐車場や遊歩道を始めとした施設が整備されたとのこと。その甲斐あって、快適な訪問が出来ました。
念願が叶ったところで、次は阿蘇へ向かいます。旅はいよいよ佳境です。
というか、はじめの新幹線から最後の博多駅遊びまでず~~~っと佳境のようなものですが(笑)
その8.浮羽別館 新紫陽さん~食事編 [九州3泊4日の旅]
HPなどでどんなものが出るかはある程度予想もつきますが、何せ今回は宿に完全おまかせのJTBコース、若干の不安もありますがまあそんなものは杞憂に終わるでしょう。
私たちは雪の間。
特選和牛しゃぶしゃぶ。
養老豆腐の上に、トマトととんぶりが乗っています。
お刺し身
これの置き方が妻と話題になりました。明らかに向きが逆だと思うのですが、お皿の模様はこれが正しい。虹鱒の上下を逆にすればいいかと思いますが、それなら焼き方がおかしいのか?
えーい、結局頭から尻尾の先まで残さずお腹に収め、問題は先送り
「嗚呼、よくぞ日本に生まれけり・・・・」
場所は夕食と同じ部屋で。
あとから運んできてくれた「がめ煮」。関西ではこれを「筑前煮」といいます。筑前といえば言わずと知れた福岡の旧地名、それが関西で使われていてこちら九州では「がめ煮」とはおもしろいですね。
浮羽別館 新紫陽
その7.2泊目は浮羽別館 新紫陽さん [九州3泊4日の旅]
この連載の第1回で紹介しましたが、会社のギフトカタログに載っていた宿のひとつがここ。
「ホテル」って書いてますね。「旅館」との線引きって、そういえば何なんでしょう? 入り口で靴を脱ぐのが「旅館」とか?
ロビーの画像はありませんが、そこはこじんまりとしたもの。小さいとはいえ印象は決して悪くはありません。
ロビー階には紫陽花の絵や花があしらわれ、いい感じでした。そもそも宿の名前が「紫陽花」であり、季節には本当にきれいなのだそうです。その頃に来てみたいものですが、すんごく混んでいるんだろうな~。
ドアを開けたらこんな感じ。
402号室はただの「和室」ではなく、次の間付きの和室でした。
入ってすぐ右側に6畳の次の間。飾り棚があるのはわかるのですが、なぜかIHヒーターが(笑) もちろん使うことはありませんでした。
その奥がメインルーム。ここで寛いでいました。
(それにしてもホントに写真が下手だな~、私・・・・)
続いて左側にはトイレとクローゼット。
トイレは至って普通。
ちなみに浴衣類はクローゼットの下の引き出しにありました。
そしてクローゼットの奥、というか右隣にあったのは・・・・
妻が喜んだパウダールーム。いや妻よ、一度パウダールームではないにしろパウダーコーナーがある宿に泊まったことはあるぞ。それがどこかは私は覚えていないけれど。
洗面台の備品にはやはり紫陽花が。
窓の外はさすがの秋景色。紅葉が見られました。トップシーズンからは少し外れていると思われますが十分でしょう。
眼下に見ゆる線路は久大本線。
ちなみにお布団。もちろん紫陽花。
ボケていてすみません。
では露天風呂へ。翌朝撮った写真と入り混じりますが、そこはご勘弁。
露天風呂へは1階に降り、一旦宿を出てから向かいます。
お次の画像がメインイベントの1枚です。
あ、ちなみに私たちが呼子でイカの刺身の後に塩焼きではなく天ぷらを選択したことを誉めてくださったのは、この“九州の達人” poohさんだったことを書き添えておきます